カッピングの痕はいつ消える?
高松市のありす鍼灸整骨院です!
これまでの記事で吸い玉(カッピング)治療とは何か、どんな症状・疾患に吸い玉治療が効果的なのかなどを記事にしてきました。
施術をしていく中で、特に女性の方はカッピングの跡がいつまで残るのか気にする方もおられます。今回は、施術後につく「カッピングの痕」がいつまで残るのかについて説明していきます!
※正確な日数というよりは目安になります。
今までの吸い玉記事を載せておきますのでよければご覧ください。
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まずはこちらの図をご覧ください!
簡単に4種類の色ごとにわけて健康状態を評価しています。
薄いピンク色の反応なら血流の滞りもなく、老廃物の代謝は良好。
逆に色が濃ければ濃いほど血流の滞りがあり老廃物や疲労物質の代謝が上手くできていない状態といえます。
吸い玉治療では皮膚にカップを吸着させるため丸い痕が付きますが、これを単に内出血と思われる方が多いですが、血中や筋肉に停滞している老廃物などが多い部分は、カップで引っ張り上げる事で色素沈着として濃く現れます。
この丸い痕のことを 『色素反応』 と呼んでいます。
現れた色素反応を見ることで健康状態であるか、病状や病んだ部位が確認できます。
※見慣れていない方はここから観覧注意です!笑
「健康反応」
濃い桜色、うっすらとしたピンク色の状態は「健康反応」です。
健康な反応というのですから、血液の状態も良好ということになります。
お風呂上がりなどの、循環の良くなっている状態を想像すると分かりやすいです。
※このような痕は4、5日以内で消えることが多いです。
「瘀血(おけつ)反応」
東洋医学には『瘀血』という考え方があり、カップを吸い付けて色素反応が出るところは
瘀血があると考えます。
『瘀血』というのは、体の一部に留まって動かない異常な血液という意味であらゆる病気の原因と考えています。
※こちらは1週間~10日ほど残ることが多いです。
「凝固反応」
皮膚が盛り上がりカッピングの跡がくっきりと残っている状態です。
頭や肩、背中といった部位では、よくコブのように盛り上がることもあります。
これは老廃物や疲労物質をため込んだ、良くない反応と思われます。
余計な物がたくさんあるから、盛り上がったり、固くなったりすると考えられます。
※こちらは色ではなくカップの痕が残っている状態ですので、カップの痕自体は2、3日で消えていることが多いです。色は濃さによって数日かかります。
「水疱反応」
小さな水ぶくれのようなもので、薄皮一枚の下に体液が溜まっています
最初は1個から数個現れ、吸着を続けていると数も大きさも増えてきます。
この水疱液を排出することで病いが好転することが多くあります。
※水泡の大きさにもよりますが、小さいものは当日から翌日には消えます。あまり出ない反応で、私は定期的にカップの位置を変えていくので、稀に小さいものが1、2個できたことがある程度です。
「虚の反応」
色が出ないために、うっかり健康反応と間違えがちです。健康反応との違いは、健康反応のピンクに対し無反応に近い印象で、むしろ白いとすら感じさせます。
ピンクや赤といった色が現れないということは、その場所に赤血球が少ないことを意味しています。
部分的な虚血状態や、血液が薄くなっている状態と考えられます。また、虚の反応が全身に及んでいるような場合には、貧血症や免疫力が低下している状態にあります。
※こちらは色は殆ど付いていないため、2、3日で消えている事が多いです。
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近々温泉旅行に行く、結婚式を控えている等、楽しみな事が控えていても、痕が気になる方は目立ってしまうとそういった事も楽しめなくなります。
一概に言えませんが、私の経験上では2週間ほど空くと消えている事が多いので、そちらを目安に施術を受けるようにして下さい。
吸い玉について詳しい記事はこちら↓