自律神経の乱れからくる頭痛について|高松市十川東町ありす鍼灸院



治療していく中で、首の痛み・頭痛を訴える患者様は多いです。


「天気が悪い日に首と肩が重だるくて頭痛がする」
「デスクワークが多くて肩がこる」
「頭痛がひどくて仕事に集中できない」


頭が痛いといっても、その原因や症状は様々です。
首や肩こりからくる頭痛、片頭痛のような慢性的なものなど
激痛ではないにしてもストレスとなり、日常生活や仕事に支障が出ます。



この記事では頭痛の種類など、以下3つについて説明していきます。
頭痛の原因と種類
最も多い3つの慢性頭痛
薬物乱用頭痛
 

頭痛の原因と種類



頭痛はまず、「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられます。


「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発性頭痛」などの慢性頭痛が「一次性頭痛」といわれていて
他に原因となる疾患がなく、頭痛そのものが治療対象になります。



一方、脳出血や脳腫瘍など、何らかの病気の症状として起こる頭痛を「二次性頭痛」といいます。

 

一次性頭痛

片頭痛 


・常に痛いわけではなく、ときどき起こる
・週2~月1回程度起こる(慢性の場合は15日以上)
・痛みは4時間から72時間続く
・頭の片側に起こることが多いが両側のこともある
・ズキンズキンと脈を打つような痛み
・吐き気、嘔吐を伴い、胃がムカムカする
・頭痛に伴って普段気にならない程度の光が眩しく感じる
・普段気にならない程度の音もうるさく感じる
・においが嫌だと感じる
・動くと悪化する
・仕事、勉強、家事が手につかなくなる。寝込むほど痛む時がある
片頭痛の原因と特徴的な症状
片頭痛は、責任の重い仕事をがんばってやり終えたとき、大きな悩みから解放されたときなど、緊張がとけてほっとしたとたん、片頭痛が始まってしまったというパターンが多いようです。
これは、ストレスがかかっている間は緊張によって収縮していた血管が、リラックスすることによって一気に拡がるためと考えられます。


また、頭痛が起こる前兆として、目の前にチカチカとしたフラッシュのような光や
ギザギザした光があらわれたり、視野の一部が見えにくくなる症状があり、
これを「閃輝暗点(せんきあんてん)」といいます。


 

緊張型頭痛


・月に15日未満、慢性なら毎日持続する痛みが起こる
・頭の両側か頭全体、後頭部が痛む
・頭の両側をギューっと締め付けられるような重だるい鈍痛
・吐き気はあるけど実際には吐かない
・ふわふわしためまいがある
・肩、後頚部が凝る
・ストレッチや温めたり、気分転換に身体を動かすと楽になる
・仕事ができないほどの痛みではない

緊張型頭痛は、「ヘルメットをかぶっているかのような重だるさ」と例えられ
肩や首の強いこり、めまい、ふらつき、全身のだるさなどを伴うこともあります。

子供から高齢者まで幅広く、時々痛くなるタイプと毎日のように痛みが出る
慢性型があります。
緊張型頭痛の原因

身体的ストレスと精神的ストレスがいくつも重なることによって起こると考えられています。
前かがみでパソコン作業が多いデスクワーク、長時間の車の運転、よくない姿勢で
長時間い続けたり身体を冷やすなどが身体的ストレス。
これにより、首から肩、背中にかけての筋肉や頭の筋肉が緊張し、頭痛がします。


家庭内でのトラブル、仕事がうまくいかない等の精神的ストレスにより
神経や筋肉の緊張を高め、頭痛の原因となります。
また、神経の緊張が毎日のように続くと、脳に備わっている「痛みのコントロール機能」
が正常に働かなくなり、筋肉が緊張していなくても頭痛が起こるようになります。

群発性頭痛


・群発的な痛み(しきりに痛む)
・1~2か月間に集中してほぼ毎日起こる
・15分~3時間続く痛みが1日1回~2回起こる
・明け方に痛みが出やすく、目を覚ますことも
・必ず頭の片側が痛む
・片側だけの目の奥や周囲にあらわれ、上あごのあたりや頭の片側へと拡がる
・目の奥がえぐられるような、キリで突かれてような激痛
・目の充血や涙、鼻水を伴う
・激痛でじっとしてられない、動くとまぎれる
・耐え難い痛み
群発頭痛の原因
慢性頭痛の7割が緊張型頭痛で3割が片頭痛と言われており、群発性頭痛は他の2つと
比べると患者さんの数が少ないので初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。

群発頭痛ではアルコールの摂取が引きがねになり、飲酒後1時間ほどたった頃に
発作があらわれやすいといわれています。
それ以外にもタバコや気圧の急激な変化なども原因となるといわれています。

 

二次性頭痛


くも膜下出血や脳出血など他の病気が原因で起こる頭痛であり、急激に激しい痛みが
あらわれることが多く、生命にかかわることもあるので注意が必要です。

また、市販の鎮痛薬を服用しても一向に改善しない、あるいは鎮痛薬を飲む回数や量が増えてきた場合には、薬剤の使用過多による薬物乱用頭痛になっている可能性があります。

 

次回予告!!!


ここまでは簡単に頭痛の種類について説明しました。
ご自身の頭痛の種類がおわかりになられましたか?

次回は、最も多かった「片頭痛」「緊張型頭痛」の2つには
鍼灸治療がなぜおすすめなのかをご紹介します!

 

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  • このブログの記事は「火土15時〜20時 大浦誠(国家資格:鍼灸・マッサージ師)」が書きました。

    はじめまして! 鍼灸師の大浦です。
    ありす鍼灸整骨院で多くの方とかかわりをもてる事に喜びを感じています。

    鍼灸師の職業を目指したのは高校1年生の時、職業の本を読んだのをきっかけに鍼灸師という職業を知りました。一目惚れでした。 ドラゴンボールや北斗の拳の影響で気の世界に興味をもったのだとおもいます(笑)

    気やツボ(経穴)を使った鍼灸施術は、苦痛を感じる事なくリラックスして施術を受けられます。 また痛みの治療だけでなく、更年期障害や自律神経、免疫力や代謝アップなどの効果があります。
    ほんまに鍼灸はすごいと思います! そんなすごい鍼灸ができる毎日が幸せです。 心地よく安心して鍼灸施術に満足して頂けるよう、これからも務めてまいりたいと思います。

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