膝関節は人体で最も大きな関節です。
膝関節の働きは歩行はもちろん、歩行時の方向転換、立ち座り、様々な動きをする際に身体を支える役割がある欠かせない部位なのです。
スポーツをしていたり、年齢を重ねると膝の痛みが出てくることがあります。
痛みを抱えている状態では快適な生活はおくれませんよね。
今回の記事では以下の2つ
・膝の痛みで多い原因
・膝の痛みにはお灸が効果的だということをお伝えしていきます。
変形性膝関節症
男女比では女性の方が多い疾患です。
高齢者になるにつれて多く、関節軟骨の老化・肥満が原因となります。
初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが
正座や階段の昇降が困難となり、症状が悪化すると安静時にも痛みがとれず変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。
整形外科では痛み止めなどの内服薬やシップなどの外服薬の処方
膝関節内にヒアルロン酸の注射をする治療がほとんどだと思います。
半月板損傷
半月板とは膝関節の中の外側と内側にある軟骨のことをいいます。
歩く際や走ったりするときなどにクッションの役割をはたしており、これが損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に痛みやひっかかりを感じたりします。ひどい場合には、膝に水(関節液)がたまったり、急に膝が動かなくなる“ロッキング”という状態になり、歩けなくなるほど痛くなります。
原因としてはスポーツなどの怪我から生じる場合と、加齢により傷つきやすくなっている半月に微妙な外力が加わって損傷する場合とがあります。
・スポーツの場合
体重が加わった状態でのひねりや衝撃によって半月だけが損傷するものと、前十字靱帯損傷などに合併して起こるものとがあります。
・加齢に伴って起こる場合
半月は加齢に伴い変性するので、40歳以上ではちょっとした外傷でも半月損傷が起こりやすくなります。
記事を書いている私自身も、学生時代に部活で半月板を傷めました!
左側外側の半月板を損傷したのですが、綺麗に2つに割れたみたいなので、片方を取り除く手術をしました!
お灸の効果3つ
血行が良くなり免疫力がアップ
体に温熱刺激を与えることで、皮膚の下にある筋肉や血管、リンパ節が
刺激されます。すると、細胞が活性化され、免疫作用がアップするほか
リンパの流れが改善されるので、むくみの解消にもつながります。
さらに温熱効果によって血管が収縮・拡張し、充血や貧血を調整して
炎症をやわらげる効果もあります。
体のさまざまな症状の改善
360以上あるツボにはそれぞれに作用があります。それを刺激することによって
冷え症や肩こり、腰痛、目の疲れ、むくみ、ストレス、不眠、自律神経系
などといった体のさまざまな症状の改善が期待できます。
鎮痛、リラックス効果
もぐさの有効成分として注目したいのがシネオールという精油成分や
ヨモギのほかユーカリが含まれており、強力な消毒・殺菌・鎮静・鎮痛作用
などがあります。お灸をすることによって、この成分が皮膚の表面から
内部に浸透していくので痛みを和らげるなどの効果が期待できるのです。
ちなみにこの成分は、もぐさを燃やした際にでる煙にも含まれており
またもぐさの匂いにはリラックス効果もあります。
お灸の効果を高めるためには煙も大切な要素だといえるでしょう。
以上のような効果がお灸にはあります。
一昔前お灸といえば、いたずらしたらお仕置きで据えられるイメージを持たれがちの方もいられますよね。
最近のお灸は熱さもちょうどよく、気持ちいいとおっしゃる方がほとんどです。
膝の痛みにお悩みであればぜひお灸をお試しください!