円皮鍼(えんぴしん)といった鍼のテープがあるのをご存知でしょうか?
丸い形をしていて、中央の凹凸の下に鍼先が少し出ている状態になっています。
主にツボや筋肉に貼るものですがいったいどのような効果があるのでしょうか。
今回は、円皮鍼の効果やどういった時に使用するのかをご紹介いたします。
主な効果
円皮鍼は、血行を改善したり筋肉の緊張を和らげたりする効果があり、鍼灸治療と同様に肩こりや腰痛・膝痛などの痛みの治療にも効果的です。
治療後に使うことで、治療効果を持続させることも可能です。
その他にも女性にとって嬉しい美容効果もあります。
具体的には、肌のハリが良くなり、キメが細かくなる
顔のくすみやシワが改善したり、クマが改善したりするという効果です。
ニキビや吹き出物が改善されるなどの様々な効果を得ることができます。
このように円皮鍼は、鍼治療と同様の効果が期待される上に、お家で手軽に身体のケアをできるのが良い点です。
使用頻度は??
治療後の場合は次回来ていただくまでの間は付けていただくようにお伝えしています。
だいたい1週間は剥がれないのでその間も効果はある程度持続しています。
最低でも3日程は付けていただき、かぶれるようであれば剥がしてください。
・シールの中央に、小さな鍼がついています。
・鍼の長さは0.3mm~1.5mmです。
・鍼は、完全に固めてあり、シールから外れることは絶対にありません
・円皮鍼をつけたまま、お風呂に入ったり、寝たりなど日常生活にまったく支障はありません
・皮鍼をつけたまま、1週間~2週間そのままにしても大丈夫です。(かゆければすぐに外す)
どこに貼ればいいのか?
症状によって改善させるためのツボはあるのですが、ざっくり言うと痛い場所に貼ればいいです。
それだけで劇的に痛みが改善することもあります。
当然、治療に来られている患者さんには貼ってほしいツボをお伝えしております。
掛かりつけの治療院があれば、ぜひ聞いてみてください。
美容目的であれば、シワが気になる部分やほうれい線に沿って貼ると効果的です!
※ふざけた顔をしていますがご了承下さい。笑
テープの色は肌の色に近いものとなっているので軽く外出するときは付けたままでもわかりずらいです。
円皮鍼の種類はいくつかあって、鍼の長さが色分けされています。
0.3mm ←最もオーソドックス
0.6mm
0.9mm
1.2mm
1.5mm ←最も長く効果は大きいがチクチクしやすい
まずは黄色から使ってみて徐々に長さを変えていき自分に合う物を選べばいいと思います!
当院では黄色の0.3mmを使用しており、十分効果も出ます。
スポーツ選手も活用している!
円皮鍼は、アスリートやプロスポーツ選手たちにも愛用されています。
筋疲労を抑えられる他、パフォーマンスの向上にも役立ちます。
膝の痛みに対してのアプローチ
白鵬関
羽生結弦君
いかがでしたでしょうか?
円皮鍼は使いどころが多く、効果も実感しやすいのでお勧めです!