もうすぐ4月に入りますね。
気温もだいぶ春っぽくなってきて昼間はもう暑いと感じます。
夏が怖い…(*_*)
季節の変わり目には体調の変化が起きやすくなります。
・突然頭痛がするようになった
・倦怠感がある
・寝つきが悪く朝が辛くなった
・手足の冷えと痺れがある
・イライラする・気が沈む
他にも症状は複数あり、現段階の説明で当てはまる項目が2つ以上ある方は自律神経失調症の可能性があります。
この記事では
・自律神経失調症の症状について
・原因
・区別するべき疾患
3つ説明します。
症状
大きく3つのタイプに別れます。
全身症状
- 熱っぽさ、だるさ
- 倦怠感
- 寝つきが悪い、朝起きるのがつらい
- 食欲不振
- ふらつきがある
身体症状
- めまい、偏頭痛、立ちくらみ
- 耳鳴り
- 目の疲れ
- 手足のしびれ、手足の冷え
- 息切れ、動悸・筋肉痛、肩こり、腰痛
- じんましん、かゆみ、汗をかきやすい
- 便秘、あるいは下痢をしやすい、お腹が張る
- 慢性胃炎、腹部膨満感、吐き気
- 頻尿、残尿感
- 月経前の不調、月経痛
精神症状
- イライラする
- 何もやる気が起きない
- 気持ちが沈むことが続く
- 集中力の低下、記憶力の低下
- 不安な気持ちになる
- 緊張しやすい
- 産後のうつ気分
これらの症状は一定しておらず、複数同時に現れることもあります。 例えば、頭が痛くて、胃も痛い、全身倦怠感を感じるし、手足が冷えるなど。
個人差もとても大きく、その日の気分や性格、体質にも影響されます。日常でも起こりうるような症状が多いため、見逃してしまうことも少なくありません。
しかし自律神経失調症は、症状が重くなると生活や仕事に支障が出る可能性があり、その場合には適切な治療が必要です。
原因
自律神経は、自分の意思とは関係なく、心と体のバランスを適切にコントロールしてくれる神経です。
具体的には、交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立ち、相反する動きをすることでバランスを取っています。
運動をしている時、興奮状態の時、仕事をしている時は交感神経が働いています。
一方、副交感神経は寝ている時やリラックス状態の時に働くようになっています。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、うまく働かなくなると、上記のような症状が表れます。
原因は大きく分けて3つあります。
ストレス
精神的なストレス
・家族の不幸
・失恋
・仕事のプレッシャー など
人間関係のストレス
・身内、同僚などのトラブル
物理的ストレス
・気圧の変化や暑さと寒さ
肉体的ストレス
・病気、けが、過労、睡眠不足、不規則な生活など
環境的ストレス
・災害・公害、騒音、照明、空気汚染、花粉など
生活習慣
夜遅くまで起きていて昼夜逆転していたり、不規則な時間に食事をとったり、深夜まで残業、あるいは徹夜したりするなど、これらの生活習慣の乱れも、原因として挙げられます。
身体には生命を維持するための本能的な機能が備わっています。昼間には活動的な作用を及ぼす交感神経の働きが活発になり、逆に睡眠に入っていく夜には、リラックスする作用を及ぼす副交感神経の働きが活発になる、というサイクルが、通常の生体リズムです。
しかし、不規則な生活が続くと、ずっと交感神経が活動的になり、副交感神経への切り替えが上手くできなくなってしまい、自律神経の乱れが起こるのです。
ホルモンバランス
自律神経と内分泌系(ホルモン)は強い関連性があります。
特に女性はホルモンの変化による影響を強く受けます。例えば、月経による周期的なものや、妊娠や出産によるホルモンの変化、年齢によるものなどです。
自律神経失調症が、女性に多く見られるのは、このためでもあります。
以上のように、これらの大きな3つの要因が作用し、自律神経のバランスが乱れることで、心と体にさまざまな症状としてあらわれるのです。
自律神経失調症と区別すべき疾患とは?
区別しづらいと言われている疾患として、うつ病などの精神疾患が挙げられます。
ほかにも、間違えられやすい疾患として下記が挙げられます。
身体的要因
精神的要因
今感じられている症状は自律神経失調症かもと自己判断せず、ご相談下さい。薬などの服用で変化の出ない方は、鍼灸治療を行う事で副作用が無く、症状が治まる方が多くおられます。