香川県高松市の整骨院。
ありす鍼灸整骨院 高藤です。
みなさん、こんにちは!!
最近、朝晩の冷え込みがきつくなり、
脚のシビレを訴えている方が多くおられます。
そのシビレの原因、
『梨状筋症候群』
かも????
ん?なし?
なしじょう?筋症候群?
聞き慣れない名前だと思いますが、
『りじょうきん症候群』と言います。
一般的にはあまり聞かない症状ですが、
施術家の間ではとてもメジャーな症状で、
実はこの症状の方はめちゃくちゃ多いです!!
今回はそんな身近な症状、
梨状筋症候群について書いていきたいと思います。
梨状筋とは?
まずは梨状筋とはどのような筋肉なのか説明していきたいと思います。
梨状筋は仙骨前面から大腿骨大転子についている筋肉です。
イメージが全然湧かないと思うのでこちら
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作用としては
脚を外旋する働きがあります。
これも良く分からないですよね?
こんな感じで脚を開く時に使います。
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このように細く、地味な動きをする筋肉ですが、
お尻の痛み(坐骨神経痛)にとても関連している筋肉になります。
梨状筋症候群の原因
姿勢不良、長時間の歩行、長時間の坐位などで、
梨状筋が緊張し坐骨神経を圧迫した際に、
臀部から大腿部にかけてシビレが現れます。
これが梨状筋症候群の症状になります。
しかし、梨状筋が緊張するとどうして、
脚に痺れが現れるのか?
そこを詳しく説明したいと思います。
梨状筋による穴が原因?
良く分からないと思うので図で説明していきます。
このように骨盤は上の大きい穴が一つ。
下に小さい穴が二つの計三つの穴が開いています。
そして梨状筋はこのように付いています。
↓↓↓↓↓↓↓
これはお尻側からみた図になりますが、
このように大きい穴、小さい穴から
様々な筋肉が出入りしています。
☆が付いているのが梨状筋になりますが、
梨状筋も大きい穴から出てきて、脚に付着しています。
そして梨状筋を良く見て頂くと、
すぐ下に小さな穴の隙間があるのが分かりますか?
ドアップです!!!!!!笑
穴から出てきている梨状筋のすぐ下に、
すこし隙間がありますよね??
実はこの小さい隙間を坐骨神経が走っているのです。
この小さな隙間から出ている坐骨神経、
梨状筋が凝り固まり、肥大すると簡単に
穴をふさぎ、坐骨神経を圧迫してしまいます。
これが『坐骨神経痛』の原因になります。
そして、坐骨神経痛という呼び名は臀部、大腿部のシビレを
総称したものになりますので、梨状筋が原因のものを
『梨状筋症候群』と言います。
治療方法
治療方法は比較的シンプルになります。
梨状筋が原因と特定できていますので、
梨状筋の緊張を取る事が症状の改善に繋がります。
方法としましては、
マッサージ、ストレッチ、鍼灸治療など様々な方法があります。
臀部は筋肉が分厚くなっていますので、
私的にはマッサージより鍼で深部から治療をした方が
効果的かと思います。
予防方法
やはり現代の方は、長時間のデスクワークが多くなっています。
また仕事上、長時間同じ姿勢が続く事もあるかと思います。
そういった事が梨状筋の緊張に繋がりますので、ストレッチは重要になります。
このようにうつ伏せになり、脚を外に開く事で梨状筋を伸ばす事ができます。
膝を深く曲げたまま開いたり、写真のように膝を90度に曲げた状態で開いたり、
膝を少し伸ばし気味で開いたり、角度を変えながら行うと効果的です。
また中殿筋という筋肉が弱ると、梨状筋に負担をかけやすいと
言われています。
ですので写真のように脚を開く運動を行い、
中殿筋を鍛えるのも一つの予防になります。
骨盤の歪み、猫背などの不良姿勢、こういったものも根本的な原因に
なりますので、身体のバランスを整え、全身の筋肉バランスを整えるのも
とても重要になります。
梨状筋症候群はとても身近な症状です。
臀部、大腿部にシビレを感じた場合はすぐに当院にご相談下さい。
シビレに対する鍼灸治療。根本的に治す姿勢治療。
様々な治療法をご提案させて頂きます。
詳しく知りたい方はいつでもご来院下さい!!
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