美容鍼灸＝健康になって美しく

【皮膚や表情はその人の健康状態を映し出す鏡】と言われています。
第１印象に残りやすいお顔と、こころとからだ等にアプローチする美容鍼灸を行います。

鍼によって表皮・真皮に微細な傷をつけることで、線維芽細胞を含む真皮網上層や真皮乳頭層・表皮の基底層などを賦活し、肌の代謝を活性化することで、コラーゲンやエラスチン・気質の生産力を回復させ、ハリや弾力・潤いを取り戻します。

また表皮基底層の代謝向上によるターンオーバーの正常化も起こるので肌自体が健康な状態になると考えられます。

ただし、皮膚表面など身体の末端部分でこれらの反応が正常に起こるためには、全身的な環境が正常であることがとても大切です。

シミ・しわ・むくみ・くま・ニキビ等の症状はお顔だけでなく身体の中からのサインとしてとらえ治療しながら改善を目指します！

そのためにも美容鍼灸では、末端部分の治療効果を上げるためにも、必ず全身治療を行います。結果的に軽い肩こりや腰痛、頭痛や眼精疲労、そのほか不定愁訴などが改善されます。


今回の記事では
・鍼が美容に良いメカニズムとは？
・美容鍼灸の効果
・適切な治療期間やペース

以上3点について説明していきます。

 

鍼灸が美容に良いメカニズムとは？

美容鍼とは、顔に髪の毛より細い鍼を打つことで美容や体質改善に期待のできる鍼灸の施術です。東洋医学の思想に基づいて、ツボを鍼で刺激して顔の筋肉の血行を促進し、肌を美しく整えていきます。顔の美容法には、化粧品を使ったり、エステなどでマッサージや機器を用いた施術もありますが、美容鍼はそれらのアプローチでは届かない深い階層にあるリンパやツボを鍼によって直接刺激することで、凝った顔の表情筋を柔らかくします。


美容鍼は肌の表面からアプローチするのではなく、組織や細胞、血管や神経を刺激して体の内側に働きかける美容法です。肌だけでなく、胃や腸の改善、肩コリ、足のむくみなど、体全体のバランスを調整しながら、肌本来が持つ回復機能を活性化させ、アンチエイジングへと導いていきます。
鍼により直接刺激をするため、組織や細胞が活性化し、修復作用が素早く働きリンパや血流が促進されて即効性が期待できるのです。
 

美容鍼の施術は、お肌にどのような効果があるのでしょうか？
皮膚の３つの構造（表皮・真皮・皮下組織）のなかでも、スキンケアに関してアプローチする表皮と真皮についてご紹介します。

①表皮
身体の保護作用があり、お肌に必要な潤いを保持してくれます。
加齢によってオーバーターン（お肌の新陳代謝）が遅くなったり、乱れが生じると
表皮に中に古い皮膚が溜まります。
ニキビ、しみ、クマ、ほいれい線などのお肌の悩みの多くは、このターンオーバーのサイクルの乱れが原因です。
②真皮
表皮の下にあり、クッションのようにお肌の弾力を保つ役割があります。
真皮には、お肌の弾力を保つために、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンという成分が存在しています。特にコラーゲンの減少は、たるみ、しわ、ほうれい線といった
お肌の代表的な悩みに直結する成分です。

このようなお肌に対して、美容鍼が与える影響はご覧の通りです。
　１、鍼を刺して真皮や皮下組織を刺激する
　２、サイトカインという細胞から分泌されるタンパク質が活性化する
　３、タンパク質やリンパが流れ出して、血流やリンパの流れが良くなる
　４、コラーゲンやエラスチンの代謝が活性化される
　５、細胞組織が新たに生まれ変わって、お肌に潤い・弾力・ハリが蘇る

簡単ではありますが美容鍼の効果です↑
次で詳しく効果についてお話します(^^)/

 

美容鍼灸の効果

①小顔効果
顔が大きくなる原因には表情筋のむくみやコリがあります。むくみが原因の場合は、コリよりも早く効果が出やすいです。
コリの場合には、美容鍼で顔の筋肉を緩めて小顔に近づけることができます。

②ほうれい線・小ジワ・たるみ
美容鍼で顔全体のリフトアップをすることで、ほうれい線やフェイスラインのたるみ、シワの改善が期待できます。
リストアップは１回の美容鍼で実感しやすい施術です。

③目の下のクマ
目の下のクマには、３種類があります。
・青クマ：ストレスや疲労が原因で、血液の滞りや酸素不足で血管が目の下に溜まる
・黒クマ：老化などの目の下がたるむことで影となる
・茶クマ：化粧の残りや角質が厚くなることで目の下が茶色くくすむ
このなかでも疲労や目の酷使によるため美容鍼のアプローチで効果が出やすいです。

④美白効果
美容鍼は肌の血流を改善して、健康肌を作ることを目的としています。
そのため、美容鍼の施術によって血行改善して顔色が明るくなり、お肌の色味が上がるためシミ・そばかす・くすみを目立ちにくくする効果もあります。

 

治療期間やペースは？

５日～１週間ほどは効果を持続するのでまずは１週間に１回のペースが理想ではあります。その後様子を見ながら施術のペースを空けていきます。


当院の受付さんを施術したときの写真