香川県高松市の整骨院。
ありす鍼灸整骨院 高藤です。
この記事は三分で読めます。
前回『猫背』について、
簡単な記事を書かせて頂きました。
こちら↓↓↓
今話題の『猫背』について詳しく説明|猫背からくる症状|気を付ける事
https://alice-ss.com/blog/20170630_249/
猫背を解消する『インナーマッスル』のご紹介
https://alice-ss.com/blog/20170918_349/
今回はその猫背を『胸椎』の視点から、
更に深堀したいと思います。
胸椎について説明
胸椎とは
胸椎?名前は皆さんもよく聞くと思います。
字のごとく、脊椎の胸の辺りの事です。
↑↑↑この辺り。
頚椎(首)は7個、胸椎12個、腰椎5個存在
上、横、から見るとこの様な形をしています。
施術をする方はこの見た目の特徴も把握する必要がありますが、
今回は患者様向けの記事ですので、省かせて頂きます。
分かりやすい簡単な特徴としましては、
『肋骨』と書かれている部位があると思います。
脊柱の中で唯一肋骨が付いているのが胸椎で、よって肋骨も12本存在します。
胸椎の可動性
私達の脊椎は大きく動きます。首は前後、左右大きく見渡せるよう、
一番大きく動くようになっており、以下、胸椎、腰椎と身体の中心に
いくに連れて動く範囲は狭くなります。
例えば左右に回す動作、
頚部は横に回すと大体90度回るのに対し、
胸椎は約40度、腰椎は約5度
このように大きく差はありますが、
どの部位も身体の機能に重要な働きをしています。
その中で私は、特に胸椎の動きが身体の機能向上に
大きく関わるのではないかなと考えています。
胸椎可動の重要性
私が、身体機能の向上に胸椎の動きが重要と
考える理由は三つあります。
まず
・『呼吸への影響が大きい』
どういう事かと言いますと、、、
前回の記事にも書きましたが、呼吸というのは身体に大きな影響を及ぼし、
呼吸の吸気量が少ないと、自律神経が乱れ不安定な状態になります。
そしてその呼吸の影響は肋骨の動きがとても重要になります。
肋骨の動きが悪いと、肋骨の動きに影響される肺の動きも悪くなり、
浅い呼吸になってしまいます。
そしてその肋骨は胸椎に付いている為、胸椎が丸く(猫背)なると、
肋骨の動きを制限してしまい呼吸量の低下に繋がります。
次に
・『身体の可動への影響が大きい』
先ほど頚椎、胸椎、腰椎の簡単な可動域を書きましたが、
分かり易くする為、ボールを投げる動作を考えてみてください。
ボールを投げる時、身体全体を後ろに捻ると思います。
この際、顔は目標を見るので首は回っていませんよね?
よって胸椎と腰椎の動きがかなり重要になります。
胸椎は40度、腰椎は5度、と書きましたが、
胸椎の動く範囲の方が圧倒的に広くなります。
という事は、胸椎の動きがスポーツのパフォーマンスを左右すると言う事です。
しかし、様々なスポーツでは腕だけの力を使い過ぎ無いように
腰を動かす指導が多いように思います。
間違ってはいませんが、腰主導の動きは動きにすぐ制限が出てしまう為、
胸椎主導で胸椎から動き始め、腰椎の動きが加わる方が、
身体の遠心力も大きくなりパフォーマンスの向上に繋がると思います。
※身体のタメが必要なスポーツ、瞬発的なスポーツ
によっても違いますし、私の持論です。
剣道、柔道、空手、野球、サッカー、テニス、バレー、ゴルフ、、、
身体を捻るスポーツはとても多いので、身体の構造的な視点で動きを
考えるのも重要かなと思います。
まとめ
・『姿勢への影響が大きい』
最近はデスクワーク、運転、スマホ等により『猫背』の方が、
とても多いです。
猫背の影響は骨盤の歪み、脊柱の丸み、筋肉バランス、
様々な要因が重なって猫背になっています。
ですので、どこかだけ施術ではなかなか改善されず、
その方にあった施術が重要になります。
特に胸椎を中心とした脊椎の可動域の改善は猫背の改善に、
とても大きな要因になります。
皆さんストレッチをされる際、首のストレッチ、腰のストレッチ、
この二箇所はよく伸ばしますが、胸のストレッチはあまり聞いた事が
ありません。
胸椎部分のストレッチは猫背改善の鍵となりますので、
ぜひ皆さんも『胸椎』意識してみてください。
胸椎の自宅でできる体操は、なかなか記事で伝えるのが難しいので、
ご来院の際に説明させて頂きます。
また姿勢に関する記事は定期的に書いていきます。
まずは姿勢の事を知り、意識し、スポーツのパフォーマンス向上、
美しい姿勢を目指しましょう!!
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