香川県高松市の整骨院。
ありす鍼灸整骨院 高藤です。
みなさん、朝晩冷房を点けたまま寝て、朝に身体が冷えている事は無いですか?(このブログは8月に作成)
そのような事が原因で最近、脚のシビレを訴えている方が多くおられます。
そのシビレの原因、お尻の筋肉『梨状筋』が原因かも????
ん?なし?なしじょう筋?
聞き慣れない名前だと思いますが、『りじょうきん』と言います。
一般的にはあまり聞かない症状ですが、施術家の間ではとてもメジャーな症状で、実はこの症状の方はめちゃくちゃ多いです!!
今回はそんな身近な症状、梨状筋症候群について書いていきたいと思います。
梨状筋とは?
まずは梨状筋とはどのような筋肉なのか説明していきたいと思います。
梨状筋は仙骨前面から大腿骨大転子についている筋肉です。
イメージが全然湧かないと思うのでこちら
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作用としては脚を外旋する働きがあります。
これも良く分からないですよね?
こんな感じで脚を開く時に使います。
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このように細く、地味な動きをする筋肉ですが、
お尻の痛み(坐骨神経痛)にとても関連している筋肉になります。
梨状筋症候群の原因
姿勢不良、長時間の歩行、長時間の坐位などで、梨状筋が緊張し坐骨神経を圧迫した際に、臀部から大腿部にかけてシビレが出てきます。
うちの院の感覚で言うと、現場関係で歩く事が多い方、デスクワークや長距離のトラックで座りっぱなしの方、あとはご年配で筋肉が落ちて梨状筋に負担をかけている方、これらの方に梨状筋症候群が多いように感じます。
そして夏場にエアコンで身体が冷えすぎると余計に筋肉が硬まりやすくなる、、、
しかし、梨状筋が緊張するとどうして、脚にシビレが現れるのか?
皆さん謎ですよね!
梨状筋部の穴が原因?
良く分からないと思うので図で説明していきます。
このように骨盤は上の大きい穴が一つ。
下に小さい穴が二つの計三つの穴が開いています。
そして梨状筋はこのように付いています。
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これはお尻側からみた図になりますが、
このように大きい穴、小さい穴から様々な筋肉が出入りしています。
☆が付いているのが梨状筋になりますが、梨状筋も大きい穴から出て、脚に付着しています。
そして梨状筋を良く見て頂くと、梨状筋が出てきているすぐ下に小さな穴の隙間があるのが分かりますか?
分からない方は画像を
ドアップして下さい!!!!!!笑
穴から出てきている梨状筋のすぐ下に、少し隙間がありますよね??
実はこの小さい隙間を坐骨神経が走っているのです。
この小さな隙間から出ている坐骨神経、梨状筋が凝り固まり、肥大すると、、、簡単に穴をふさぎ、、、坐骨神経を圧迫してしまいます。
これが『坐骨神経痛』の原因になります。
そして、坐骨神経痛という呼び名は臀部、大腿部のシビレを総称したものになりますので、梨状筋が原因のものを『梨状筋症候群』と言います。
治療方法
※まず先に注意は、脚のシビレはヘルニア等、腰椎が原因の場合もあります!!自己判断はしないようにして下さいね!!
逆に脚のシビレ=ヘルニアと思い込んでいる方も多いので、下記の治療方法、予防方法はあくまでも梨状筋症候群のものになります!!
治療方法は比較的シンプルになります。
梨状筋が原因と特定できていますので、梨状筋の緊張を取る事が症状の改善に繋がります。
方法としましては、マッサージ、ストレッチ、鍼灸治療など様々な方法があります。
臀部は筋肉が分厚くなっており、私的にはマッサージのみより、鍼で深部から治療をしたり、ストレッチを組み合わせながら施術をした方が効果的かと思います。
予防方法
やはり現代の方は、長時間のデスクワークが多くなっています。
また仕事上、長時間同じ姿勢が続く事もあるかと思います。(立ちっぱなし、座りっぱなし)
そういった事が梨状筋の緊張に繋がりますので、ストレッチは重要になります。
このようにうつ伏せになり、脚を外に開く事で梨状筋を伸ばす事ができます。
膝を深く曲げたまま開いたり、写真のように膝を90度に曲げた状態で開いたり、膝を少し伸ばし気味で開いたり、角度を変えながら行うと効果的です。
また中殿筋という筋肉が弱ると、梨状筋に負担をかけやすいと言われています。
ですので写真のように脚を開く運動を行い、中殿筋を鍛えるのも一つの予防になります。
骨盤の歪み、猫背などの不良姿勢、こういったものも根本的な原因になりますので、身体のバランスを整え、全身の筋肉バランスを整えるのもとても重要!!
梨状筋症候群は聞き慣れない名前ですが、身近な症状です。
臀部、大腿部にシビレを感じた場合はすぐに当院にご相談下さい。
シビレに対する鍼灸治療。根本的に治す姿勢治療。
様々な治療法をご提案させて頂きます。
詳しく知りたい方はいつでもご来院下さい!!
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